こだわり通信
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第130号〜
第120号〜
第53回 こだわり通信 
2007.12.11

【今月の目次】
“KODAWARI”の良店紹介 東京三軒茶屋「伝心望」
北イタリア・ロンバルディア州の著名ワイナリー
「お客様応援室」より〜アルバイトは何故辞めるのか(4)


“KODAWARI”の良店紹介
東京三軒茶屋「伝心望」

東京三軒茶屋「伝心望」 今回のこだわりの良店は、兵庫県、姫路発!三軒茶屋にお店を構えます、激・的・美・ 味 カレー鍋「伝心望」さんです。

 みなさんの中にもすでにご存知な方も多いのでは?それもそのはず、このお店かなりの有名店で、この1ヶ月で、TV,雑誌、ラジオの取材が25回は来たというから驚きで!(ほぼ毎日ですよね・・・すごいっ!) 実は私も家のTVで3回も「伝心望」さんを目撃しています。

 さらにさらに、すごいのが、だいたい二週間先まで予約でいっぱいというからビックリ!私が取材した日も、まだ六時前だというのにすでに満席状態!うわさを聞いて予約無しで来たお客様が、「一時間もかけてきたんですよ〜泣」と店員にしがみついている姿もありました。 ではでは、なぜにここまで流行っているのか?!

 答えは簡単!とにかく美味しいんです!!和風ベースのカレーだしに30種類以上のスパイスをブレンド。鹿児島黒豚、焙煎大山地鶏の肉、魚介、新鮮野菜などお好みの具材をトッピング方式で選んだり、基本の具材だけでなく、ギョーザやうずらベーコンなど、カレーと相性抜群な食材を40種類以上から選んで、オリジナルのカレー鍋が作れます。カレーを鍋にした斬新なアイデアにこれだけのバリエーションがあれば、そりゃみんなワクワクドキドキですよね!! お酒も揃ってるし、おしゃれな造りなので、デートや家族連れのお客様も多いです。 ぜひみなさんも、カレー鍋!食べに行ってみてください!?

カウンターには焼酎がずらり。 入口の階段も良い味だしてます。

カレー鍋「伝心望(デンシンボウ)」
世田谷区三軒茶屋2-14-12-2F 
18:00〜25:00
03-3487-0751(山本店長)


北イタリア・ロンバルディア州の著名ワイナリー

 【ロンバルディア州ワイン】

ロンバルディア州は農耕地帯として知られていますが、高品質ワインの産地としても近年、脚光を浴びています。中でも、フランチャコルタの名で世界的に知られるスプマンテや、キアヴェンナスカ種(バローロ・ワインと同じネッビオーロ種のロンバルディア呼称です)から造られる赤ワイン、ヴァルテッリーナなどが高い評価を得ています。

ロンバルディア州 古代ローマ時代から銘醸地として名高いヴァルテッリーナ渓谷。スイス国境にも近いこの地区は、急峻な渓谷に面した小さな段々畑しかありません。険しい山々に挟まれ、耕作作業も困難なこの地域はしかし、冷涼な北風や高温多湿な南風からブドウを守る貴重な環境を形成しています。谷間に吹く風は花の受粉を促し、果実につくカビの繁殖を抑え、雪は根の凍結を防ぎます。更に、激しい気温差によって、潜在能力の強い高品質のブドウが育つのです。

 イタリア経済の中心地、ミラノを州都とするロンバルディア州。大都会を一歩離れれば、湖の多い豊かな自然が広がっています。ポー川流域のバダナ平原では、稲作や酪農が盛んです。コモ湖、ガルダ湖、イゼオ湖など、有名なリゾート地も多く擁しています。また、湖や川の恩恵により寒さが和らげられ、北をスイス国境に接する寒冷地でありながら、地中海性気候に適するオリーブも収穫出来ます。

 この地区最大のワイナリー、ニーノ・ネグリ社の所有する畑は38ヘクタール。イタリア語で”インフェルノ(地獄)”と名付けられた単一畑があることからも想像できるような、大変厳しい環境の中、優れたブドウを育てています。中でも伝統的なブドウ、キアヴェンナスカ種からはフルボディの高品質赤ワインが造られます。創業100余年を経て現在も、創業者ニーノ・ネグリ氏の息子、カルルッチョ・ネグリ氏とエノロゴ(醸造家)のカシミーロ・マウレ氏によって世界に名だたるヴァルテッリーナ・ワインを醸造しています。

数あるイタリアワインガイドの中でも、最も権威のある評価誌のひとつ”Vini d'Italia”誌が毎年一人、最優エノロゴを選出します。 2007年度版では36年にわたるヴァルテッリーナ渓谷でのワイン造りへの貢献とニーノ・ネグリ社での功績が認められ、カシミーロ・マウレ氏がベスト・エノロゴを受賞しました。

ニーノ・ネグリ社エノロゴニーノ・ネグリ社エノロゴ カシミーロ・マウレ氏
1949年12月21日トレンティーノ・アルト・アディジェ州トレント県生まれ
1969年 アディジェ県サン・ミケーレ醸造学校卒業
1971年 ニーノ・ネグリ社の醸造家となる
1986年 同社がG.I.V.(グルッポ・イタリアーノ・ヴィーニ)のグループ会社になる
1997年 ヴァルテッリーナD.O.C.ワイン協会会長 および同ワイン鑑定委員会会長となる
1988年 ソンドリオ県イタリア料理アカデミー会員
1998年 イタリア共和国騎士勲章受賞
2002年 ヴァルテッリーナ地区のワイン醸造に多大な貢献をした功績でロンバルディア州カングランデ公メダル受賞
「お客様応援室」より 〜アルバイトは何故辞めるのか(4)

こだわり通信ご愛読の皆さまおはようございます。

 食品の偽装問題は大変だと思うとともに「苦笑」もしてしまいます。船場「吉兆」のニュースを追っていると、その場を切り抜ける為にちょっとついてしまった小さな嘘が、もうめちゃめちゃ取りとめがなくなってより大きい言い訳に繋がっていく。本当のところは推測でしかありませんが、経営陣が知らなかったというのは規模的にちょっと考えづらいですね。

 更にアルバイトやスタッフに責任を転嫁した為に今後の組織運営に与える影響を私は心配します。何かスタッフは「使用人」って認識があるのかと感じてしまいました。

 これだけ食品に対する消費者やマスコミの注目度が高くなって(きっちり調べてきますから)いる時代です。お店での苦情でもその場を切り抜ける嘘は後でおおきなしっぺ返しを食らうことになりますよ。
反面こんな新聞記事にうなずいてしまいます。
「たくさんの食べ物を毎日捨ててしまう国、その食べ物を食べられなくて毎日たくさんの人が餓死してしまう国」
一連の食品問題で売れ残った商品を施設に寄付できなくなっているということも起きています。
さて前号の続きです。

 アルバイトさんが辞めてしまう最大の理由は「人間関係」です。これはアルバイト間での人間関係はまずありません。アルバイトさんが持つ「不満」や「不安」にリーダーが気づき、対応しないとアルバイトさんはお店や社員に対して見切りをつけます。見切りをつけられた瞬間から「不信」という状態になります。もうこの段階になったらどうしようもありません。心あるいいスタッフは辞める理由を考えます。「学校が忙しくなったから」「今やっていることとアルバイトの時間が重なるようになったから」等々。立つ鳥あとを濁さずで辞めていきます。心無いスタッフは「こんな店いたって意味ないぜ」「店長だけどありゃ人として問題外だぜ、いいバイトがあるから一緒に辞めてやろうぜ」と他のスタッフを誘って一緒に辞めていくか、どこか他のアルバイトが見つかるまで強烈なやる気の無いオーラを発して働きます。

 でも少し考えてみれば、学生(大学生)がそんなに忙しいものですか?忙しさがずっと続くものですか?就職活動だって就職が決まればあとはかなり暇ですね。フリーターのスタッフだってあなたのお店を辞めてもまたどこかで必ずアルバイトはするのです。こういう理由でしばらく休ませて欲しいとかシフトのあり方を相談させて欲しいとか、あなたに相談をしてきてくれない人間関係が問題なのです。辞めてしまったアルバイトさん(社員もですけど)の辞める理由を真剣に聴いたことがありますか?何故スタッフが定着しないか真剣に振り返って考えたことがありますか?先に申し上げておきますが、リクルート社の調査で何故今のアルバイトを続けているかで「時給」や「待遇」というのは上位にはありません。私自身契約先のアルバイトさん(1000名程)に「○○で働いてなにがオイシイ?」というアンケートを行いましたが、時給がいいという回答は1%もありませんでした。

 それよりも「料理長(店長)が尊敬できる」「シフトの相談にちゃんと乗ってくれる」「まかないが美味しい」「飲み会が楽しい」「大切な友達ができた」「スタッフにいろんな人がいて勉強になる」などが目立った理由でした。何が必要なことかわかると思いませんか?この契約先でも定着のいい店、離職率がやたら高い店がありますが・・・・
紙面が尽きます。次号もこの続きを。

 あるチェーンではアルバイトさんが「社員一同・・」と発言したときには自分自身も含まれている。このチェーンは業界紙で盛んに取り上げられたV字回復をした会社です。何に取り組んで変革できたか、すべての答えはこの会社のお店にあるのです。80店舗レベルで変革できるのですから、あなたのお店一店舗くらい簡単だとは思いません?

お客様応援室 出 和樹

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