- 第113号 こだわり通信
-
2012.12.1
【今月の目次】
- 今月のこだわり
-
お待たせしました!今年の「キュベ絆2012」はいかがでしたか?
生まれたばかりの可愛らしい娘のような印象でした。シャトー勝沼さん、ありがとうございます。来年も是非宜しくお願いします。この11月3日の解禁にこの「絆プロジェクト」にご参加頂いたお店何軒かにお邪魔しました。今年初めてのお店は元気にあの収穫の体験の話をしたり、まずは飲んでもらいたい気持ちを常連さんに伝えていました。
昨年もご参加頂いたお店は、昨年あっという間に売り切れて、あっという間に企画が終わってしまった経験から、じっくり焦らず常連さんに話しかける、さりげなくPOPを用意したりと工夫をされていました。
そんな姿を拝見していると、幸せな気持ちになりました。僕たちがやっていることがお客様へ伝わっている、お店にくる常連さんに伝わっている。よーし、またがんばろうって気持ちになります。ありがとうございました。
また、11月から『シバの日』を中野の本社で開催することになりました。それにより、今まで午後からの開始でしたが11時からにしました。仕込みで忙しく今迄来られなかった方もご参加頂けます。そしてセミナーの方も本店を活用することで少人数制(10名)でより詳しく理解することができる。しかも1日に2回開催します。とてもリッチだと思います。柴田屋の営業、そして交代で配送や内勤の者も参加させてもらいます。是非柴田屋の『シバの日』にご参加頂き、お店の強みや差別化にご活用頂けたらと思います。ありがとうございます。柴 泰宏
- 今月のひとり言
-
毎度ありがとうございます。
人生の目的
今年も残すところ、あと一ヶ月です。
今年は皆様にとってどんな年だったでしょうか?
うまくいったこと、そうではなかったこと、いろいろあったと思います。良いことと悪いことは交互にやってくると言う人もいます。自分ばかりがついてないとか、人のことを見て、いいなーと思ってしまうことありませんか?
そんなとき、自分が何でこの仕事をしているのだろう、何でここで生きているのだろう、何でこの仲間たちと一所懸命夢を追いかけているのだろう、と思い返してみると何だかもやもやしていた気持ちが、すーっと落ち着きます。
そんなことはありませんか?あなたは何のために生まれてきたのでしょうか?
「人を幸せにするため」(ウォルト・ディズニー)
「人々が必要とする発明品をつくるため」(トーマス・エジソン)
「できるだけ多くのお金を稼いで前半生を過ごし、後半生はそのお金をすべて慈善に使って過ごすため」(アンドリュー・カーネギー)あなたの使命は何ですか?
どんな言葉に魅力を感じますか?
自分の強みは何ですか?
自分が大切にしているもの、考え方は何ですか?
人生の目的をはっきり決めて、それに沿って生きていると、 自分のすべての行動が一貫性を持つようになり、悩みがなくなります。日々の忙しさに忙殺され「何のためにやっているのか」「どうなりたいのか」という本来の目的を忘れてしまうことがあります。
会社で言えばその目的は「経営理念」「ビジョン」となるのでしょう。迷ったときには思い出し、目的に立ち返ってみると、どうしたらいいのかがわかるのですね。柴 健宏
- お客様応援室より<人事管理 出口を塞ぐ-2>
-
光陰矢の如しと言いますが、師走です。
一年という時間の流れが歳とともにどんどん早くなっているように感じます。
皆様、風邪など引かずこの繁忙期を乗り切ってほしく思います。私が現場にいた時代はバブルの末期で、売上という点ではあまり困ったことはないのですが、世間が派手な時代で、12月は本当にシフトに困るお店が多かったように思います。特にクリスマスは誰もシフトに入りたがらない。事前(2ヶ月くらい前から)根回ししておかないとアルバイトが誰もいないなんてことになりかねませんでした。私自身はしっかりとアルバイトを掌握していたのでそれほど困ったことはないのですが。さて、スタッフが辞めるということは一旦雇用しているわけです。 面接もしているはずです。面接をして募集者と会い、話しをした上で雇用しているはずですね。募集者はどんな仕事を、どんな条件で働くということを理解しているはずです。面接者が嘘を言っていない限りですが。
面接者は「この人なら大丈夫」と思って雇用し、募集者は「このお店なら働いてみよう」と思って承諾する。この時点では辞める要素はまったくないはず。ですのに、現場に入って働きだすとほとんど何も覚えないうちに辞めてしまう。出口を塞ぐ最初の関門は「入口を改善する」なのです。 何を伝えていますか。募集者の返答、発言に何を期待していますか。 現状を振り返っていただきたいと思います。
次号ではこの点について具体的に触れていきたいと思います。
年末にいらっしゃるお客様に「また来たい」と思っていただけるよう頑張ってください。出 和樹
居酒屋甲子園で優勝し、S1サーバーグランプリも社長自ら制した株式会社 Pranz(プランズ)日本で7店舗、海外で3店舗居酒屋を運営しています。 2006年創業以来、新店舗開業以外にスタッフ募集をしたことが無い会社です。社員は全てアルバイトから入社。それも社員になりたい者は、全体会議で自らプレゼンをして全員の賛同をもらわないと社員になれません。そんなチームはどうやって創られているのでしょうか。そんな会社もあるのです。色んな取り組みをしていますよ。
- キュヴェ絆2012 解禁!
-
10月1日に収穫しましたキュヴェ絆が11月3日に解禁されました。お店もお客様もワクワクしてお待ちいただいたと思います。今年で2回目。どんな新酒になったか早く味わいたい。そんな想いも載せて納品させていただきました。
専務の柴もワクワク200%です。昨年よりも葡萄香が強く、香りに甘みがあるのが今年の味わいのように私は感じましたが、皆さん、お客様のご評価はいかがでしたでしょうか。これから毎年積み重ねていけたら本当に楽しいと思います。
さて、解禁日にお伺いしたお店をいくつかレポートしたいと思います。地元に根付く気軽なバル、沼袋 カドッチーノ様
店頭、店内の掲示が実に味がありますね。地元のお店という感じがしっかりと伝わります。お客様皆さんとても楽しんでいただいていた解禁日。
多くのテーブルでキュヴェ絆が開けられ、話しが弾んでいました。いいですね、お客様たちが同じ話題で盛り上がれるなんて、素敵です。さて、もう一軒。
渋谷円山町のuraCONA様
こちらは常連のお客様がたくさんいらっしゃる、アットホームで居心地のいいピッツァがおススメのワインバーです。
オーナーの卜部さんの笑顔に癒され、キュヴェ絆で美味しいピッツァとチキン料理に舌鼓。こちらのアヒージョがよく合ったように感じました。 解禁日前は、会話でお客様に訴求し、解禁日当日はポスターと可愛い(写真忘れました)カードPOPで訴求していました。常連のお客様皆さんで飲んでいただきたい。私もいただきますよとのこと。
このポスターを事前に掲示できていればもっと、お話しが弾んだようにも思います。沼袋 焼肉フジヤ様は、葡萄の収穫に常連のお客様をお連れになりました。
こんな企画も本当に良いと思います。お連れになったお客様はお店で飲むだけでなく、ケースで売って欲しいとの要望がいくつもあったそうです。最後に昨年取材いたしました、新橋 okei様
今年も事前に掲示してお客様におススメ。ご予約で大半をいただき、解禁日をご予約でいっぱいになさ っていました。販促としてお客様との交流として、模範となる方法だと思います。もう今から来年が楽しみです。お客様応援室
出 和樹
- 社長がゆく〜イタリア スピネッリ社訪問
-
柴田屋では16年前にイタリアワインに力を入れ始め、ワインと言えば柴田屋酒店と言われるようになりたい!と頑張っております。
そして今年、初めてそのイタリアからワインのコンテナ買いをすることにしました。何でも挑戦しなければ前には進めません。 でも何と、1254ケースです。正直少しブルってますが。(笑)
そして10月3日に現地に視察へ行ってきました。
アブルッツオ州のスピネッリ社です。日本にはまだ入っていないワインです。入荷は11月下旬を予定しております。皆様のご注文を心からお待ちしております。丁度お邪魔した日は「モンテプルチアーノダブルッツオ」の収穫をしていました。10月1日に勝沼でブドウ狩りをしたばかりだったので興味深くみていると、気さくなおじさんが「やってみるか」と。
喜んで参加させて頂きました。
みんな陽気で笑顔でした!
このブドウ達でできたワインが日本にも届くのかもしれない、と思うととても身近に感じます。社長のカルロ・スピネッリさんに話を聞きました。年は51歳で2代目だそうです。名刺交換をすると、そこには日本語で、「家族と大地とそしてワイン」と書かれていました。今まで商売を続けてこられたのは家族がいてくれたから。家族とはスタッフとその家族も含まれるそうです。感謝の気持ちを忘れないためだそうです。
社長のお母さん(マンマ)は82歳になった今でも、収穫の時期になるとスタッフを気遣って毎日手料理のお昼を作っているそうです。
人気の手料理は、チキンのローストやキタッラの生パスタ トマトソースだそうです。温かいですよね。
次は大地。アブルッツオには特別な想いをもっているんですね。この大地が無かったら、今の自分達は無いと言っていました。
何か柴田屋酒店に似ているなぁと感じました。そしてワインへのこだわりは?とたずねると、全行程にこだわることだそうです。畑からボトリングまで、徹底しているそうです。常に挑戦して成長したいそうです。本当に似ています。現在はアブルッツオ州で3位にまで成長しているそうです。今回の視察を通じて想うことは、「人」ということ。
こういう人達が作るからワインが美味しい、全ては人次第なんだということ。これからも柴田屋酒店はスピネッリ社のワインを応援していきます。来年また新しい企画ができるかもしれません。今まで経験したことがない企画です。
名付けて「INCONTRIプロジェクト」
意味は「絆プロジェクト」!
商品のご案内(右写真)
来年、一緒に行きませんか。
私が選んできたワインです。
AQUILAREALE(アクアレアレ)
CHARCONNAY(シャルドネ)白
CABERNET(カベルネ)赤12月中旬より発売開始!
- 特集 蔵元めぐり 妙高酒造(新潟県)
-
10月29日 新潟県上越市の妙高酒造(2000石 /年)さんに社長と伺ってまいりました。
この妙高酒造さんは今回ご縁が合って、伺ったのですが、とてもこだわりを持った酒蔵さんとお聞きしており、杜氏の平田正行さんが凄い方で、お会いするのを楽しみにしておりました。
この平田杜氏、38歳の若さで越後杜氏となって妙高酒造さんを多数の受賞に導いている方で、平成21年には「にいがたの名工」、平成22年には「全技連 酒造マイスター」に認定されております。 このダブル認定を受けた杜氏は新潟県では初めてだそうです。そんなすごい杜氏の酒造りにかける熱い想いとこだわりを是非伺いたいと思いました。
杜氏がもっとも大切に思い、力を注いでいるのが麹づくりです。よく一麹二もと三造(いちこうじ にもと さんつくり)といいますがここまでこだわるのか!と驚きました。平田杜氏は言います「日本酒に不可欠なものは【品格とも言えるしなやかさと雅な趣】
その為の麹造りに妥協は決して許されない」。
まさにその信念を貫いているなー、という印象でした。こだわりをいくつかご紹介すると、まずは徹底した水分調節です。「酒造りは前半が勝負、盛りまででいかにして水分調節をし、手間ひまかけるかが勝負だ」。
強い麹を造るために麹室に専用乾燥用ボイラーを設置し、ピンポイントのタイミングで麹を乾かし融けるギリギリまでのところまで鍛えています。吟醸酒の造りでは種麹を最小限にし、麹の活躍を促したり、麹室を広くし、メリハリのある麹造りをされていました。47度の麹室で徹夜で麹を造る、いい酒を造りたいという杜氏のこだわりと情熱が渾身の酒に注ぎ込まれています。仕込みは「混醸仕込み」を全てのお酒でしていて、各々の酵母の良いところを活かし、ねらった味に仕上げていきます。この「混醸仕込み」とは二種類の酵母を使い、その酵母ごとの良い個性をバランスよくお酒に活かす方法で、平田杜氏が始められたのが最初だそうです。その甲斐あって、国内では全国新酒鑑評会で11回金賞受賞はもとより、海外でもInternational Wine Challenge(ロンドン)の本醸造部門で第一位(トロフィー)を獲得!など多数の受賞をされています。
柴田屋酒店としましても、今回、平田杜氏のこだわりを間近で感じ、是非その渾身のお酒を皆様にご案内し、触れて感じていただきたいと思いました。
今回キャンペーン商品でもご案内をさせていただいております。杜氏自らが米作りをされ、酒造りに最適なお米をこだわって作っている渾身のお酒です。
是非宜しくお願いいたします。
詳しくはキャンペーンページにて
- 第3回 柴田屋酒店ソムリエ試験対策講座
-
今年度の第2回ソムリエ試験対策講座も無事に終了し、60名中12名の合格者を輩出することが出来ました。
この講座は、皆様のお店にいらっしゃるお客様に、よりワインの楽しさや味わいを高いレベルで提案してもらい、より信頼され安心してもらうことで、より一層お店を、そしてサービスをされるスタッフの方々を好きになってもらいたいという想いからはじめました。
昨年、二次試験で落ちた方も今年受かるなど嬉しい知らせもあり、やはりやり続けることが大事だと感じました。もちろん来年度も第3回を開講させて頂きます。 今回も講師をシニアワインアドバイザー藤代先生(メルシャンワイン社)にお願いいたしまして快くご了承いただいております。是非、チャレンジしたい方のご応募をお待ちしております。参加資格: 柴田屋酒店とお取引がある飲食店様に従事されている方。
費用 : 2万円(教本、参考書の他、全8回の教材費、会場代です。)
定員 : 48名
ご参加希望の方は、お早目に弊社営業担当者までお申し付けください。【スケジュール】
1月31日(木)第0回傾向と対策、合格に対するポイント
2月21日(木)第1回 (1)酒類飲料概論
3月28日(木)第2回 (2)フランス一般・ボルドー
4月25日(木)第3回 (3)ブルゴーニュ・フランスその他
5日30日(木)第4回 (4)イタリア・ドイツ
中間テスト
6月20日(木)第5回 (5)スペイン・ヨーロッパその他
7月11日 (木)第6回 (6)アメリカ・南米・豪・日本
8月1日(木)第7回 (7)ワインの管理・販売・鑑賞表現法 最終模擬試験
- こだわりの良店【ドリンクメニュー】
-
今月はドリンクメニューをお届けします。
ドリンクの新商品を投入していくのは、目先を変えたり、季節感を出していくのに良いのですが、見え方や提供の仕方を変えるだけでも、お客様からのMake WAO(ちょっとしたビックリ)をいただけるように思います。中野 Monkey-Pod様(写真上)
本物のスパニッシュにこだわる店の雰囲気は本当に現地のバルの様に少しラフで素朴で、でもどこかお洒落なお店です。ドリンクメニューには通にも人気のシェリーの銘柄。今回はシェリーではなくて手造りサングリア。しかもよくある甘めのサングリアではありません。ピシッと酸味の効いた辛口タイプ。飲み飽きません!丸ビル フレミナール小岩井様
ライトで照らされた新東京駅が一望できる素敵なお店です。こちらの取組は、木曜日限定でリスト内のワインどれも、ボトル2000円!
どれもお手頃で、これなら色々と試してみたくなります。手軽な価格でのワイン提供を行なっているお店は珍しくはないのですが、曜日を限定して種類を増やして行なう、木曜日の設定もいいですね。店都合という感じがしません。下高井戸 アグリオ様(写真中)
アグリオ様ではなんといってもヒューガルデンホワイトです。メニューを見ると(小)(大)と、えっ?(4L(g)グラスあります!)アグリオ様では4リットルのビックグラスがあるのです。4名様以上でしたらこちらをお勧めしたら楽しいですね。お客様もびっくりです。
注ぐのもひと仕事ですね。「ワオ」というお顔をしているお客様。手前の小さなグラスが330mlグラスです。八王子 ほんまや様(写真下)
八王子ロマン地下にあるたこ焼き屋さんなのですが、お酒もいけます。
日本酒三段こぼし。最近こぼしスパークリング等表面張力まで注ぐサービスを見かけますが、こちらは三段にわたってこぼします。インパクトがあると思います。
さていかがでしょうか。もちろんお酒を遊びすぎて酒という本質を失ってはいけないと思いますが、お客様を楽しませる仕掛けはあってよいと思います。是非、ちょっとしたMake WAOを考えてみてください。お客様に「また来たいな」や、「誰かを連れてきて見せたい」こんな印象を残すことができたら来年に繋がると思います。年末、お身体に気をつけて頑張ってください。
- サポート企業紹介 藤ビルメンテナンス株式会社
-
「お店の繁盛に、縁の下の力持ちとして支えたい」
今回ご紹介するサポート企業様は藤ビルメンテナンス様!
お客様想いのいい「ごみ屋」さんです。
とても良心的で担当の方もいい人です。
ご縁がありましたら是非宜しくお願いいたします。ご来店して下さるお客様には直接目に触れない、見えない部分だからこそきっちりやりたい。お店をオープンするがゴミはどうしたらいいのか…今、取引のある業者の金額は適正なのか…店舗クリーニングはどのように、何をすればいいのか…ゴミやお掃除に関する様々な疑問や不安、上手に付き合っていくには等、目には見えづらい問題点の解決へ向けて、全身全霊でお手伝い致します。
私共、藤ビルメンテナンス株式会社はお客様の繁盛を縁の下から支えるゴミとお掃除のトータルアシストカンパニーです。ご連絡先は柴田屋担当営業にお問い合わせください。
- 試飲会のご案内
-
モンテ物産 2013年度イタリアワイン内覧会
日時
2013年1月10日(木)、11日(金)2日間
11:00〜17:00〈16:30受付終了〉会場
青山ダイヤモンドホール
1Fダイヤモンドホール
東京都港区北青山3-6-8
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線
表参道駅 B5出口直結
山手線原宿駅下車徒歩10分今回の内覧会では、初夏から盛夏にかけての時期にぴったりのワインをイタリアから幅広くご提案させていただきます。 新商品も多数ご用意しており、新鮮な品揃えでの開催となります。
●会場の準備の都合上、1月7日(月)までにご出欠のご連絡をお願いいたします。
お申込書は柴田屋担当営業まで。
当内覧会に関するお問合せは、TEL 03‐5466‐4510
弊社担当営業までお願いいたします。