こだわり通信
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2011.12.07

【今月の目次】


今月のひとり言<Luck is invites>

いつもありがとうございます。
「ことだま」という言葉を皆さんも聞いたことがあると思います。 言霊(ことだま)とは、日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のことで、言魂とも書くそうです。 言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされてきました。ツキもそうですが、プラスの言葉を使っている人は印象が良いだけでなく、目に見えないプラスの作用が働くように思います。

ツキを呼ぶ7つの言葉

人生に失敗はつきものです。
だから失敗を恐れてはいけない。 (ユニクロの柳井社長は「人生は1勝9敗」といいます) 失敗を恐れて今までのやり方を繰り返す人、初めてのことだからと言って決断しない人は、 この厳しい変化の時代に生き残れない。
変化したものだけが生き残れる。 だから今のやり方では失敗する。
初めての事、誰もやっていないことしか成功しない。早く新しいことにチャレンジしましょう!9回失敗したら必ず成功があなたに訪れます。

  • 「ツイてる」
    「ツイてる」と言えばツキがやってくる人生。 この四文字が最も波動の高い言葉だそうです。
  • 「幸せだなあ」
    幸せになるには、方法があります。それは、「幸せに気付ける能力」を磨くことです。 この言葉を口にすると脳が勝手に「幸せの理由」を探します。 そして幸せな状態を実現しようとします。
  • 「豊かだなあ」
     豊かな気持ちになると知恵が生まれます。知恵が出てくれば成功へ近づきます。
  • 「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」  
    一歩踏み出すことの難しさを知っている人にとって、この言葉は心を前傾姿勢にさせてくれます。軽やかな一歩を!
  • 「ありがたいなあ」  
    お礼は先回りして言いましょう。そうすれば願いは叶います。
  • 「いいことがありそうだなあ」  
    イヤな予感など払拭してしまいましょう。そうすれば残るは「いいこと」だけです。
  • 「全てのいいことが、なだれのごとく起きますように」  
    この言葉を会う人全てに贈り続けてください。誰よりも豊かになるのはあなた自身です。 良い言葉を口癖にしましょう。人の悪口やグチを言ってばかりいる人に人はツキも付いていきませんね。 習慣になれば神様だけでなく、周囲の人も力を貸したくなるものです。

柴 健宏




社長がゆく(1)
<COEDO ビール 捨てる勇気>

先日、埼玉県の鶴瀬にある、COEDO(コエド)ビールさんへ伺ってきました。
社長である朝霧氏は38歳という若さで決断をしてきました。 「地ビールからの脱却」 最初で最大の決断がこれだそうです。地ビールメーカーが何故? 今までの町興し的なビールではなく、本格的なビール作りを。 そのために、様々な種類のビールをやめたこと。 そして今の5種類のビールに絞り込んだこと。

・コエド プレミアムビール「漆黒ーShikkokuー」 333ml ¥287
・コエド プレミアムビール「伽羅ーKyaraー」 333ml ¥260
・コエド プレミアムビール「白ーShiroー」 333ml ¥326
・コエド プレミアムラガー「紅赤ーBeniakaー」 333ml ¥348
・コエド プレミアムビール「瑠璃ーRuriー」 333ml ¥260

キュベ絆一過性のブームや価格訴求型の商品をやめたのです。
現在、本物思考のビールファンが増えています。 COEDO のクラフトビールへの舵切りが多くのビールファンを創造したといっても大袈裟 ではないでしょう。 これからもお客様思考で美味しいビール作りを続けてください。 酒屋として、また、一ファンとして応援していきます!

柴 泰宏




社長がゆく(2)
<ロンドン・バルセロナ紀行> 1.ロンドン編

前々より観に行きたいと考えていたイギリス(ロンドン)スペイン(バルセロナ)へご縁があり、行ってまいりました。感じたこと、観てきたことをご報告いたします。
初のイギリス、ロンドンに来ました。 初日からパブ10件はしごしました。
最近はガストロパブが流行っているそうだけど、ほとんどの人が食事もせずにビールを飲んでいる。 一人8〜10パイントを一晩に飲むそうで、客単価は低そうです。 基本的にキャッシュオンなので、フードコートならぬ、ビールコートでしょうか。

ロンドン編フラーズブリュワリーへ。中堅クラスのブリュワリーです。
そこでなぜロンドンで飲むドラフトビールが美味しいのかわかりました。
それは、CO2です。
ロンドンエールはガスを使わずに注ぎます。
その代わり製造後5週間しかもちません。
日本に輸出したら6週間かかります。ですので、ガスで抽出します。
本当に味が違います。
もしこの味を日本で再現できたら、ビールのマーケットが変わることでしょう。
ロンドンプライド、最高です!
クラフトビールが世界中でブームになっている。
喉ごしで飲むビールから香りや味わいを楽しむビールへ求められるのは、 知識を身につけること、全てのドラフトビールを3日以内で回転させること。
お客様からオススメのご注文をとれることだと思います。
オペレーションも参考になりました。

ロンドン編イーストン駅にスーパーマーケットがある。
どんな食材が並んでいるのか、興味があり寄ってみました。
見たこともない梱包にレストランで頼むような料理が所狭しと並んでいる。
日本のコンビニの進化版。全て「電子レンジ」。
これ程までに家庭で美味しい本格的な料理が食べられるのかと。
続いてワイン、缶入りのもの、機内で出てくるペットのもの、なんとプラスチックのワイングラスの形のもの、ビックリです。
家庭での食事はドンドン進化している。
では外食はどうだろうか?
美味しい?値段?スピード?
僕はエンタメと会話だと思う。
家での食事では絶対無理なものでの差別化を磨くこと。
2008年にあった飲食店が2011年に残っている確率は、首都圏で50%だそうです。柴田屋のお客様全店が残る50%に入って貰いたい。
経営者の皆様、是非声をかけてください。
私達は運命共同体です。
一緒に生き残るために何ができるのか、考えましょう!
ガード下、公園、マーケット、様々なシーンで買物や食事やおやつを楽しむ 風景を目にする。

ロンドン編パブの繁盛店の秘訣は、店の前にスペースがあること。
タバコも吸えるし、開放感が会話を楽しくするのかもしれない。
当然日本には道路交通法があり、店先で飲食はダメ。
なんかこの辺りにヒントがないかなと思う。
そういえばヨーロッパにはオシャレなストーブがそんなシーンには必ず登場 する。
いくつかのハードルはあるが、なんかアウトサイドでの飲食っていいなあ。
僕だけかな?
さあ、ロンドンを離れ、スペインバルセロナへ!




社長がゆく(2)
<ロンドン・バルセロナ紀行> 2.バルセロナ編

バルセロナ編スペインと言えば「バル」ですね。
業態やメニューは分かっているが、何しろ「バル」に行きたくなる。 そして、スペインの人に触れたい! 「バル」といえばピンチョス、タパス、ワイン、コミュニケーション。
行く前からテンションが上がる。
最初に行ったお店は大箱の繁盛店。
料理はどれを食べても美味しかった。 特にパンコントマテ。パンがカリッとして美味しい。 店員さんもサービス満点。 次のお店は家族経営。 親子3代で味のあるアットホームなお店。 僕はこのお店が大好きになり、常連になりたくなった。 いろんなメニューを勧めてくれて、シェリーを2本も飲んでしまいま した。 その他何件もバルに行きましたが、何処へ行ってもフレンドリーで 居心地の良いお店ばかり。バルっていいんだよな!

バルセロナ編カヴァとはスペイン産瓶内二次発酵ワインのこと。 シャンパンと同じ作り方だけど、値段は3分の1。 非常にコストパフォーマンスが高い。 今回は「コドーニュ」「フレシネ」社に訪問して来ました。
先ずコドーニュへ。
ジュリアさんと比較試飲 続いてフレシネへ。 さすが世界一だ。 カヴァはすごい。 アレだけの工程をしてあの美味しい味を作る、しかも低コストで。 ここまでくるには、並大抵の苦労ではなかったと思う。 手を抜かないプロの姿勢を貫いたから世界一になったのだろう。 柴田屋は手を抜いていないか、考えさせられる。

バルセロナ編カヴァ視察の途中、最高のお店に出会いました。
大皿のスターターを選び、メインを選び、最後にデザート、コーヒー、 デザートワイン、ワインの赤白は飲み放題で10 ユーロ。安すぎる。 1時にもなると150人位入るお店は満席。 みんな顔見知りのようだ。 ペネデスの街は小さいので、きっと毎日のように利用しているの だろう。外食の原点だ、毎日行きたくなる店。 最高のお店だ!

世界情勢が変化する中で変えないでいくこと、変えなければいけないこと、の判断の繰り返し。 歴史あるヨーロッパに触れることで、振り返りをリセットできる。
また伝統の食文化や食材、メニューにも触れることができ、とても刺激される。
これを生かすも殺すも自分次第。
明日からこの経験を理念実現のために使うぞ!
ご協力頂いた皆様ありがとうございました!




サポート企業紹介
<株式会社テンポリノベーション>

今回は、飲食店の居抜き物件を専門に取り扱う株式会社テンポリノベーションをご紹介します。 同社は、大手焼肉チェーンの店舗開発部門が2004年に分社化した会社です。

株式会社テンポリノベーション現在首都圏を中心に、大手企業から個人開業者まで幅広く出店支援・閉店支援サービスを展開しています。 飲食業界でいち早く「居抜き物件」の流通・紹介を始めた会社です。 「居抜き物件」を活用する事で初期費用を抑えたオープンが可能になり、 また、お店を閉める側にとっても原状回復工事費が無くなる、造作売却代金を受け取れるなどのメリットがあります。

しかしながら、「居抜き物件」は流通している数が非常に少なく、また契約交渉時には色々な トラブルや障害が発生するケースが多いと言われています。 テンポリノベーションでは、過去700 件以上の売買実績から得たノウハウをもとに優良な情報 を提供し、また交渉から契約書の作成までも行っています。 経験豊富なスタッフも数多く揃えていますので安心です。 テンポリノベーションが掲げる経営理念は「貢献創造」。 「居抜き物件」の流通と促進を通じて、外食産業全体の発展とチャレンジに貢献していくことを 目指します。

居抜き店舗.com

物件情報は、同社が運営する「居抜き店舗.com」でご覧いただけます。
ほとんどの物件は、出回っていない独自の稀少物件ばかりです。
[居抜き店舗.com] http://www.i-tenpo.com

"物件"は飲食店経営を成功させる上で、もっとも重要な要素です。
立地調査・物件選び・条件交渉・申込み・家主審査・契約締結など・・・どれも欠かすことができない上、非常に困難な作業となり ます。不明な点や不安な事があれば、お気軽にテンポリノベーションにご相談ください。

株式会社テンポリノベーション
連絡先 03-3473-5050(平日9時〜18時)
担当者:営業推進部 田代

柴 泰宏




ヴァンダンジュ!(収穫祭)
「キュベ絆」<参加されたお店にうかがってまいりました>

キュベ絆 ヴァンダンジュ「キュベ絆」、2011年11月3日に解禁いたしました! 「キュベ絆」にご参加いただいたお店にうかがってまいりました。 銀座6丁目にある「懐食みちば」様では、今回、清水様、亀谷様の2名 が参加されました。みちば様は常連のお客様がいつも7 割近く占める そうです。その常連のお客様に対して、『自分達が収穫した葡萄で作っ た特別な白ワインなんです!』といつもと違った切り口で会話が出来るので、いつも以上に会話が弾み、さらに仲良くなれましたとのこと。 なかには、鳥居平に大変興味を持たれて、「今度行って来るっ!」 とおっしゃって下さるお客様もいらっしゃったそうです。 味わいも大変好評なので、スタッフ全員が自信を持ってオススメ出来 ます!本当に美味しいのでグラスの白としては珍しく、続けて頼まれる方も多いとか。 大好評のようでした。

キュベ絆もう一店は新橋Oke´i 様。
(祝日がお休みなので解禁日は4日) Oke´i 様では、ワインへの想いや収穫の様子、ワイナリーの情報などを テーブルPOPやメニューブック、店内のPOPにお書きにな り、来店されるお客様への訴求、また、メールを使ったダイ レクトメールでの訴求で、殆ど予約で販売しきったとのこと。 お客様との絆をより一層深められたとおっしゃっていました。
ご予約いただいたお客様はキャップにテープを貼ってお客 様のお名前を入れて陳列。手作り感が良いですね。 しっかりとした準備と訴求が成功に結びついたと思います。 納入日にはスタッフ全員で試飲して、味のイメージを確認 して、取っておいた当日販売分も接客で完売。 当日店内は満席、とても明るい雰囲気でした。
キュベ絆ワインの味についてお聞きしたところ 『新酒とは思えないしっかりとした香味があって、デキャンタ ージュして空気に当てたのも味わいが変わってとても美 味しい』 とのことでした。
「キュベ絆」の使い方、売り方を教えていただいたように思います。
私のために1本取り置いていただきました。
ありがとうございます!来年も出来たらいいなあ。 これが私の感想です。

-懐食みちば-
東京都中央区銀座6-9-9 かねまつビル8F TEL 03-5537-6300

-PIZZERIA BAR Oke´i-
東京都港区新橋1-14-8 有信ビル 2F TEL 03-3597-5225

お客様応援室より<ノロウイルス-3>

 しばらく期間が開いてしまいました。ノロウイルスのお話に戻りたいと思います。12月はノロウイルスの最盛期。最近は通年通して 発症していますが、それでも11月の後半から春先にかけてがもっとも発症数の多い時期です。今月はノロウイルスの感染経路につい て解説させていただきます。

  • 一次感染経路
    • 二枚貝(牡蠣、シジミ、アサリ、ハマグリなど)を、生もしくは加熱不十分で食べた場合にノロウイルスに感染 この季節、牡蠣が主な感染源になります。生で食せるよう処理された牡蠣を使用しましょう。
    • 食品の製造に携わる人や飲食店で調理に携わる人、家庭で調理に携わる人等を介してノロウイルスに汚染された食品を食べた 場合にノロウイルスに感染 飲食店の場合、この経路が多いようです。
    • 井戸水や簡易水道の水が、消毒不十分で飲んだ場合にノロウイルスに感染 この事例は、飲食店では殆ど考えられません。震災で水道が止まり、避難所に非難していた方々に事例があります。
  • 二次感染経路
    • ノロウイルス感染者のおう吐物やふん便から手などを介してノロウイルスに感染 これはお客様が感染源となる可能性をもっています。
    • 家庭や集団生活の場(老人施設、病院、保育園、幼稚園、学校など)、人との接触の多いところでの「人から人へ」の飛沫感染。 (宿泊施設やホテルで多く発生)

以上が主な感染経路です。
こだわり通信99号をもう一度お読みになって予防方法を確認しておいてください。 お店の衛生管理状態に懸念をお持ちの方は、環境調査、作業調査を実費はかかりますが私が評価することができます。

出 和樹

第二回ソムリエ試験対策講座<2012年>

第二回ソムリエ試験対策講座第1 回ソムリエ試験対策講座を8月に終了し、10名のソムリエ、ワインアドバイザー合格者を 輩出することができました。 年明け2012年1月より第2回を開講いたします。 惜しくも今年合格できなかった方、来年は挑戦してみようという方、この機会を是非活かして 下さい。

講師は今年同様、シニアワインアドバイザーの藤代先生(メルシャン社)。
ワインの需要は年々増加しています。 お客様に選ばれるお店作りに挑戦してみてはいかがですか?

参加資格:柴田屋酒店とお取引のある飲食店にて従事している方。
費用 : 2万円(教本、参考書の他、全8回分の教材費+会場代です)
定員 : 48名 
ご参加ご希望の方はお早めに当社営業担当者までご連絡ください。

            

【スケジュール】
1月25日(水) 第0回 「傾向と対策、合格に対するポイント」
テキストについて「2011年教本」と「30日間完全マスター2012」
2月22日(水) 第1回 「酒類飲料概論」
3月28日(水) 第2回 「フランス一般/ボルドー」
4月25日(水) 第3回 「ブルゴーニュ/フランスその他」
5月30日(水) 第4回 「イタリア/ドイツ」
中間試験実施(模擬筆記試験)
6月20日(水) 第5回 「スペイン/ヨーロッパその他
7月11日(水) 第6回 「アメリカ/南米/豪/日本」
8月1日 (水) 第7回 「ワインの管理・販売・鑑賞表現法」
公衆衛生、まとめ。補足
一 次 試 験
9月某日(未定) 最終回 デキュスタシオン・アドバイス
一次試験合格者のみ 口頭試験過去問題/デキュスタシオン・ポイント
二 次 試 験

柴 泰宏