ボジョレーヌーヴォを愉しんでいただきましょう
さあ、今年も「11月の第3木曜日午前0時」(11月17日)がやってまいります。 そう、ボジョレーヌーヴォです。柴田屋では今年も厳選した二つのボジョレーヌーヴォをご用意しております。ワインを専門に扱っていらっしゃるお店や、もう何年も取組んでいるお店は固定客もいらっしゃって、既にご案内やご予約など進んでいると思いますが、いま一つボジョレーヌーヴォがよくわからない。取組んでいるのだけれども、あまり売れないというお店のために、今号のチェンジザメニューはお勧めの仕方をご伝授したいと思います。
【ボジョレーヌーヴォの基礎知識】
ボジョレーは、フランス・パリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部、美食の町リヨンからは北部に広がる地区。その名は、かつて中心都市であったボージュBeaujeuに由来しています。花崗岩質、石灰粘土層の土壌で黒ぶどう「白い果汁のガメイノワール」(ガメ種:Gamay noir a Jus Blanc)との相性が非常によい土地です。
ボジョレー地区で収穫したぶどうを、その年のうちに仕立てた新酒。それがボジョレーヌーヴォです。もともと、ぶどうの収穫に感謝し祝うとともに、その年のぶどうの作柄を確かめるためにつくられたとも言われています。
1951年9月のこと。フランスでは、軍隊への供給を確保するために、ワインの出荷を12月15日まで制限すると省令が出されました。それを受けてボジョレー生産者協会は、フレッシュで心躍るようなボジョレーの新酒を、通常よりも早く販売したいと申請を起こしたのです。そして想いが通じ、その年の11月13日、許可がおり「12月15日の解禁を待たずに今現在から販売することのできるワイン」が特定されました。
つまり、この時の出来事によって、「ボジョレー ヌーヴォ」と呼ばれるワインが正式に誕生したのです。 ボジョレーヌーヴォが世界で注目を集めはじめた頃、ワインの売り手たちはいち早く出荷しようと競いはじめました。
その結果、質の悪いワインも出回ってしまい、せっかく世界に認められたボジョレーの評判を落としかねないほどでした。そこで1967年、フランス政府はワインの品質を下げないために解禁日を定めたのです。それが11月15日。
解禁されるまでは販売も飲むことも禁じました。ところがフランスは安息日に働かないお国柄で、この日が土日や祝日に重なると運送がストップして出荷できなくなってしまいました。1985年、フランス政府は安息日に重ならないように配慮し再び解禁日を定めます。それが現在の「11月の第3木曜日午前0時」。日付変更線の関係上、日本では本国フランスよりも早く解禁日を迎えます。
【お勧めの仕方】
メニューブックに書いてあるだけでは売れません
テーブルポップや差込メニューにただ書いてあっても、お客様の目に触れるだけでは、なかなか売れません。
やはりサービススタッフが口頭でお勧めしてこそです。是非、上記の豆知識を活かしてください。解禁と同時にお客様と一緒に飲んで、香味を確認することもお客様との会話を盛り上げます。
そして、お客様への事前のご案内も大切です。17日が難しいようであれば18日に来ていただけるよう、しっかりと事前にお知らせと来店をお伝えしましょう。
ボトル売りは難しい
大人数のお客様でしたら、ボトルでもよいでしょう。しかし、ボジョレーヌーヴォにあまり興味のない2名様のお客様にボトル売りは難しい。ボジョレーヌーヴォの美味しさを知らないと益々です。
しかし、知らないということはチャンスでもあります。ここは、試してみようかと思っていただくためにもグラス売りがポイントです。グラス売りでお客様に気軽にボジョレーヌーヴォに参加していただきましょう。
グラス売りでしたら和食系のお店でも売り易い商品になると思います。
ボジョレーヌーヴォ用に、一口サイズのおつまみを提供しても良いですね。
「ボジョレーヌーヴォ試飲セット」を用意しても良いかと思います。
今年の柴田屋では二種類のボジョレーヌーヴォをご用意しています。
【ジャン・ド・ロレールボージョレーヌーヴォ】
納品価格: 1,280円(税別)
数量限定1,800本!
【 ドメーヌ・ル・ムーラン・デュ・プランス】
納品価格: 1,950円(税別)
数量限定1,200本!
どちらもお勧めですが、ドメーヌ・ル・ムーラン・デュ・フランスは 自然派のボジョレーヴィラージュで柴田屋だけのオリジナルワインです! てんとう虫(=ヴィオ)が可愛いラベルです。
販売促進用のポップ等もございます。どうぞ営業担当にご相談ください。